水彩色えんぴつと。

画家:おかもと ゆみ 水彩色えんぴつ画・透明水彩画

Artist Yumi Okamoto
Enjoy stylish watercolor pencils and
transparent watercolors

Produced by ART-Sien

Profile

画家

おかもと ゆみYUMI OKAMOTO

水彩色えんぴつ・透明水彩

水彩色えんぴつを中心に様々な画材を併せ表情豊かな薔薇や花々を描いています。また透明水彩を用いて美しい風景画も描いています。活き活きとした子供の絵「KAWAIIシリーズ」はライフワークのひとつです。

「水彩色鉛筆」を知っていますか?

「水彩色鉛筆(すいさいいろえんぴつ)」をご存じですか?
よく皆さんから「水をつけて、溶かせるヤツ」とよく言われます。

ヤツ…。
そんな扱いされるときもあります。
絵画でも水彩画や色えんぴつ画は知っていても
一般的にはあまり、水彩色鉛筆を知らない方が多いと思います。
ちょっと知ってる方からもそんな風に言われます。

画材を見ると色鉛筆の形状をしています。
その画材を使って、紙に描くと普通の色鉛筆のように見えます。

水彩色鉛筆の使い方は、色鉛筆で描いた部分を水を含ませた筆でなでると溶けます。
水彩色鉛筆のイメージ
描いてから、筆で溶ける、水彩色鉛筆

水彩色鉛筆は七変化する画材

描いたものを溶かしたり、筆先に色を含めとったり、芯先を粉にして描いたり、
濡れている部分に描いてみたり・・・などなど、ひとつの画材で色んな表現ができる画材です。

  1. 1.紙に水彩色鉛筆で描き、筆で描いた部分を溶かす。
  2. 2.筆先に色を含めて水彩画のように描く。
  3. 3.芯先を紙やすりで削って、擦りつける。パステル画のように描ける。
  4. 4.芯先をカッターで削って、濡れているところに撒き落とす。
  5. 5.芯先を水に濡らして濡れた芯のままで描く。
  6. 6.描く部分を先に水で濡らして描く。濃くすると不透明に変化する。
  7. 7.箔を貼ったような日本画のような表現。濡れているところにパウダーを撒く。
水彩色鉛筆のイメージ

水彩色鉛筆の選び方

水で溶ける水彩色鉛筆は、国内外様々な種類が発売されています。
海外生産のものがほとんどであり、私が主に使っているファーバーカステル社のアルブレヒトデューラー水彩色鉛筆は、遠路遥々、船に乗って海を渡り、ドイツからやってきています。

海外ものが素晴らしい理由のひとつとして各メーカーが様々な種類が選べることがいいです。

・軟らかい芯先や硬い芯。(軟質のデューラーと硬質のゴールドファーバー)
・溶けたり、溶けなかったり。(ポリクロモス油性。デューラーと同じ色番)
・グリップ付き(アートグリップ:ファーバーカステル)
・メタリック(ダーベント社)
・染料系の色(インクテンス:ダーベント社)

種類とは、いわゆる色鉛筆の硬さであったり、発色感であったり、値段です。水彩色鉛筆の様々なシリーズがあり、よりユーザーのニーズにあったものが選べます。

描きたい気持ちも大満足。
いいものだからこそ、すべての描写に対応できるプロ~ハイクラス用

絵描きやイラストレーターご用達のもので、あらゆる描き方に対応できるオールマイティーな水彩色鉛筆です。
ハイクラスなので、一本当たりが300円以上します。大きな作品制作にも対応し、色数も多くて発色も溶け感もとてもいいものです。

勘違いしてほしくないのは、プロしか使いこなせないのではありません。「プロ用だから、初心者でも使いやすい」ということです。
私のクラスの方は、全員こちらから選んでもらっています。迷うなら、ぜったいにこちらをおすすめします。
ダーベント社インクテンス。芯が太く濃厚。発色がいい。
染料系の色なので布にも描ける。
アルブレヒトデューラー水彩色鉛筆60色セット。全色120色ある。

水彩色鉛筆をちょっと楽しんでみたい方におすすめアマチュア用

いろんな色が入っていて、大人の塗り絵もしてみたい。絵手紙やカードなどにも使ってみたい。
はじめてだから試したい。そして値段も安くね!そんな方には、こちらを選ぶといいでしょう。

私が監修したユーキャン通信講座の「水彩色えんぴつ画講座」では、ワークブックや道具が一式入っています。
その中にセットアップされた水彩色鉛筆がこのランクのものです。
こちらでは、筆や筆洗など画材に関係するものもすべて選びました。

通信講座での水彩色鉛筆は、色数を重視しています。多彩な色で、ちょっと楽しめる水彩色鉛筆です。

お試し感覚で使える、カラフルな色が入っていて楽しい!キッズ用

色数が多彩で、圧倒的に値段が安いもの。一本あたり10円前後。
手に取りやすいということが魅力です。12色入っていて、セリアやダイソーなどといった100均ショップなどで手にはいります。

この値段の違いは、顔料やその顔料芯を固めるバインダーなどの質の違いによるもの。
さらにその芯を守るためのフォルダー部分である木材の違いです。

試してみると、描いた線は残り、淡く色が溶け出します。
インクテンス(ダーベント)など濃厚な水彩色鉛筆とは違って、描くと紙の上を滑るような感覚です。全体に淡いです。
水彩色鉛筆として最大の楽しみ方をするなら、断然プロ用がおすすめです。
七変化を存分に楽しむにも、上質なものを選んでおいたほうが後から後悔するといったことはありません。
はじめたきっかけが安価な水彩色鉛筆をお持ちだった方も結果的には、みなさん買い替えなおしています。

「上達するためには、道具に妥協してはいけません」

大きな絵や作品作りとして楽しむなら断然扱いやすいプロ用のものが必要ですが、そこまで味わうことをしなくてもちょっとだけ描きたいという方ならアマチュア用やキッズ用でも楽しめると思います。
ちょっとしたカードを作るものならお手頃の価格のものでもいいと思います。