もう8月も終わり。
いつもより、身の回りが忙しい夏となっていた。
娘の吹奏楽クラブは、関西での大会では、金賞だったが
残念ながら全国大会へは選出されなく
苦しい経験を頂いた。
精一杯練習に励んでいた姿、
立派だったと思う。
このわずかな夏期間の大会を重ねるたびに、
どんどん演奏に深みがでてきた。
音に感動して涙があふれた。
心が震える音を聴かせてもらえた。
そして、なんとなく駅でチラシをみてずっと手に握っていた
個展のパンフレット。
作者の方は、有名な日本画家の方らしい。
私は、分野が違うので全く存じていなかった。
しかし、作品展に絶対にいきたいと強い気持ちから
偶然時間がとれた。
すばらしい…。
とにかく、素晴らしい。
ひとつ、ひとつの絵の前で
深呼吸さえもできないくらい感動した。
初めて見せていただけたが、
私の知っている神戸の姿は、明るい昼ばかり。
そして、母の実家の匂いが私の神戸だった。
西田先生の作品は、色が抒情的でやわらかく
そして、息をしている…大好きな絵の感じだった。
わたしもこの感性を毛穴から吸収したいと
久々に思えた作品たちだった。
さあ、今日から9月。
いつもは月の変わりでこんな風には思えないが
この9月という月はちょっと違う。
いろんなことがこの夏にあって、気持ちも引き締まった。
秋には、全クラスの作品展もあるので
さらに気持ちを引き締めて
あらたに自分の感性を磨き、進もうと思う。