8月水彩色鉛筆教室「クラムボンはわらったよ」

「しゃぼん」で描く背景

課題は人物画ですが、後ろ姿で描きます。
そして今回は背景を楽しんで頂きます。

クラムボンを作ります。
クローズアップです。 

「クラムボン」の正体は、シャボンで描いた泡です。
クラゲにも見えたのですが、
ここは、誰もが知っている、でも正体は知らない「クラムボン」ということに。。。
宮沢賢治の「やまなし」からイメージしました。

宮澤賢治「やまなし」より引用

二疋の蟹の子供らが青じろい水の底で話していました。
『クラムボンはわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
『クラムボンは跳はねてわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
 上の方や横の方は、青くくらく鋼のように見えます。
そのなめらかな天井を、つぶつぶ暗い泡が流れて行きます。
『クラムボンはわらっていたよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
『それならなぜクラムボンはわらったの。』
『知らない。』

つぶつぶ泡が流れて行きます。

モデルさんの女の子が、ズンズン歩いていく後姿がかわいくて、
物語と重ねて描きました。

あなたのところに「クラムボン」は、やって来てくれるかな?
泡立て上手にしてください。

夏の日、お部屋の中で、楽しくお過ごしください。

point
シャボン水は、こちらで用意します。
紙コップ・ストローがあればお持ちください。


(使用した色)
102,174,120,119,125,127,182(268),132,110,136,177,199
紙コップ・ストロー
紙やすり

ファーバーカステル アルブレヒトデューラー水彩色鉛筆 色番号表記

7月水彩色鉛筆 風景画コース「クルカ国立公園」

陰影を先に描くグリザイユ画法

グリザイユ画法で描く滝と川の風景です。

グリザイユ画法とは、
あらかじめ影にあたる場所を濃い色で着色します。
その影も濃淡をつけながら描きます。
白黒の絵を描くようなイメージです。
そうすることで、あとから色味を加えるだけで立体的に見えるという画法です。

その後、緑や屋根の色などそれぞれの色味を上から重ねていきます。

point
ベースの色は157番ダークインディゴだけでもいいですし、
こちらは、青を加え混色しています。

(使用した色)
157,110,278,205,154,171,199,191,120,275,234,156

ファーバーカステル アルブレヒトデューラー水彩色鉛筆 色番号表記

7月水彩色鉛筆教室「ひまわり」

黄色の花を描くコツ

夏の花「ひまわり」です。
最近では色々なひまわりの種類がお花屋さんに並んでいます。

色んな種類がある中で、今回は花の部分をクローズアップした作品です。

ここは、色鉛筆ならでは。ドライタッチで細かく描けます。

花の花芯の部分です。
ベースの茶色を溶かしますが、そこが乾く前に黄色を入れます。
今回はマスキングを使いません。
黄色の花を描く際には、背景の色もしっかり花の際まで入れます。
ベースが濡れている状態で、
花びらの黄色とベースの緑色との際を
あいまいにしながらも花びらが出てくるように描いていきます。

point
背景を作ります。
花びらの色と同時です。
塩を使います。

(使用した色)
107,109,111,170,168,112,104,153,191,192,157,177

ファーバーカステル アルブレヒトデューラー水彩色鉛筆 色番号表記

7月15日(金)オンライン講座「ヒマワリを描く」

7月15日㈮11時~12時
水彩色鉛筆の
朝日カルチャーオンライン講座があります。
お申込みは、
朝日カルチャーオンライン講座「ヒマワリ」を描く

1年半以上オンライン講座を開催しています。
講座の中では、1時間でひとつの作品を仕上げます。

また、おすすめ見どころは、水彩色鉛筆の使い方だけでなく
筆先の使い方や筆運びです。
ズームアップしながら、進行していますので、手元をご覧いただけます。
また毎回、小道具の使い方など詳しくお伝えしています。

このオンライン講座は、
通常の教室の方にも大人気です。

「今まで、知らなかった筆の使い方がわかった」
「マスキングの使い方が勉強になりました」

など、お声を頂いています。

手元をご覧頂きながら説明するので
細かな所作が伝わります。

そして、オンライン講座のショートムービーを作っていただきましたので
ちょっとご様子をご覧になりたい方は、
朝日カルチャー中之島教室のホームページから入って頂き、
アドレスがあります。
YouTubeにてご覧ください。

そして、今回オンライン講座の裏側、撮影風景です。

こんな場所で制作しています。
PCとライティング。
デスクの上には、三脚とカメラセッティングです。

スタッフさんが手厚く
機材もしっかりセッティング頂いています。
遠隔でスタッフのみなさんに見守られながら、一人で撮影作業をします。
編集は、朝日カルチャーの方がしてくださいます。

なんと、女優ライトも入れてくださっています。

講座終了直後の様子です。テーブルの上が荒れています^^

地上18階のオフィスの一角です。
のびのびと描けました。

水彩色鉛筆画が、少しでも楽しく描けますように。。。