先日、9月に亡くなった父の名刺フォルダーを整理していました。
何百、何千とある、父が五十年以上前から新人サラリーマンだった時代の思い出なので、
捨ててしまうのは、ちょっと躊躇していたけど、
かさ張るし、自分もこの名刺フォルダーが必要なので
思い切って、ザクザクと捨てていました。
しばらくして、
一枚の名刺に手が止まりました。
「あ、知ってる方の名前と同じ…」
偶然にも手が止まったし、気になるし。
わからないから、尋ねてみようとその名刺を
別の場所に置いて他の名刺は、整理させてもらいました。
後日、その名刺をもって、
教室にいきました。
そしてお渡ししてみたところ
「私の名刺です!おお、懐かしいなあ」
まさかと思ったけど、その名刺は、
あの、「お絵かきココロ教室」のダンディーなお父さんのものだったのです。
聞けば、今から40年ほど昔、
古き良き時代に、父とその方は、名刺交換をしていたとか。
年齢的に2歳ほどしか変わらないので、
その熱き時代を少しの間、語って下さいました。
「先生とは、ご縁があったんやね」
その瞳は、昔を懐かしむ、遠い父の元気だった時代を知ってる
とても優しい眼差しを頂戴いたしました。
奇跡の再会ともいうのか、
その方の瞳に父の姿を重ねて、
ともに良き時代を生きた父たちの勇姿を少しの間、
拝見させていただくことができました。
しかし…
ここだけでは、この奇跡の再会は終わりません。
先日開催させて頂いた「水彩いろいろ展」。
開催の中日に、パーティーをしました。
そしたら、偶然、ほかの教室でレッスンをうけておられる方が、
再会をされています。
子ども時代の幼なじみ、
「ちょうこちゃん!」「あいちゃん!」
元職場の同僚、
「ご無沙汰しております…」
同じ会社の上司部下、同じ町内会…。
今まで、何度もこの再会の現場で立ち会わせていただきました。
この教室で、これだけ再会があるなんて
びっくりです。
奇跡の出逢い。
こんな素敵な教室だったなんて!
こんな瞬間に立ち会わせていただけるなんて!
あらためて、この教室のみなさんに感謝いたします。
水彩色鉛筆しててよかったです(^O^)
ワタシたちも