小さい頃、そう努力もしなかったので、お箸と鉛筆の持ち方は、最悪。
何度も注意されたけど、そのまま。
気がつけば、大人になっていた。
しかし、入社してすぐに、自ら気がつき、箸だけは何とか「矯正箸」で、躾をやり直した。
おかげで、仕事での訪問先だった有名大手デパートの人事部長さんとの会食のとき
「最近の若い人は、箸もまんざらにもてない。キミはちゃんと持てるね」
大汗をかき、セーフと心の中でガッツポーズをした。
しかし、治らなかったのが、鉛筆の持ち方。
親指をぎゅーッと握りながら持つのが私流。
最悪な格好だけど、
まともにペンを持つと、調子が悪い文字と絵が出てくる。
コレが、だめだった。
しかし、人生半ばを過ぎると
あちこち、関節が痛む。
特に、最近は、手の親指の関節が痛む。
今日は、特に仕事が全くはかどらなくなった。
手書きで文字をたくさん書く通信講座の添削のお便りは
ここ最近は、親指が悲鳴をあげて、一向にすすまない。
そこで、さっき、思いついたのが、「指ぬき」
コルセットのように、巻くので、
余分に関節が曲がらず、正式な持ち方でペンが握れる。
昔、母が和裁職人として働き、さらに教えていたので
大量に手作り指ぬきを使ってた。
小さな短冊状に切った牛皮を丸めて、留めつけて作るものだった。
相当な針の頭を通すこともないけど
職人は、すぐに駄目にしてしまうそう。
だから、手作りでこの牛皮をストックしていたとか。
母に、すぐにお願いして、
カスタマイズしてくれた。
コルセットのようにしめあげるので
ちょうど具合がいい。
ありがとうー母上!
コルセットさん、いっらしゃいませ。