「しゃぼん」で描く背景
課題は人物画ですが、後ろ姿で描きます。
そして今回は背景を楽しんで頂きます。
クラムボンを作ります。
クローズアップです。
「クラムボン」の正体は、シャボンで描いた泡です。
クラゲにも見えたのですが、
ここは、誰もが知っている、でも正体は知らない「クラムボン」ということに。。。
宮沢賢治の「やまなし」からイメージしました。
宮澤賢治「やまなし」より引用
二疋の蟹の子供らが青じろい水の底で話していました。
『クラムボンはわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
『クラムボンは跳はねてわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
上の方や横の方は、青くくらく鋼のように見えます。
そのなめらかな天井を、つぶつぶ暗い泡が流れて行きます。
『クラムボンはわらっていたよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
『それならなぜクラムボンはわらったの。』
『知らない。』
つぶつぶ泡が流れて行きます。
モデルさんの女の子が、ズンズン歩いていく後姿がかわいくて、
物語と重ねて描きました。
あなたのところに「クラムボン」は、やって来てくれるかな?
泡立て上手にしてください。
夏の日、お部屋の中で、楽しくお過ごしください。
point
シャボン水は、こちらで用意します。
紙コップ・ストローがあればお持ちください。
(使用した色)
102,174,120,119,125,127,182(268),132,110,136,177,199
紙コップ・ストロー
紙やすり
ファーバーカステル アルブレヒトデューラー水彩色鉛筆 色番号表記