陽を感じた日々 夏旅2009 vol.1

今年も盆直前にプチギックリ腰をした主人の状況を横目でみながら
行くべきか、行かざるべきかを悩んだ、キャンプ前だった。
朝着替えをして靴下を履こうとしてかがんだ時に、グキリとやったらしい。
本人も自己反省し、責めるわけにもいかないので「ああ、仕方ないね」と、
昨年同様にキャンセルも頭に入れていた。
前日に決断。
「どこで寝ていても一緒。私頑張るわ~!」の一声で、決行になった。
ダンナさんは、それを待っていたのか??

渋滞も覚悟にしながらいざ、富山へ。
今年も、友人のベビーちゃんと対面するためだった。
今回のキャンプ地は富山「朝日ヒスイ海岸」は、ほぼ、新潟と富山の県境に位置する。
富山を横断するように高速を飛ばす。

休憩しながらだが、6時間ほどで到着。
現地は、今にも雨が降りそうなので、慌ててテントの設営をする。
さすがに雨女と男。
突風でテントが吹っ飛びそうだった。

その夜は、シトシトと雨が降り続けた。
海岸線まで、数メートルだったが、見る気にもならなかった。

あさ、どんよりと空けた。雨は、しょぼしょぼ。
携帯のタイマーは、毎日4時半セットは、ここでも変わらない。
海岸にでようと思い、家族を起こさずそっと出た。
波の音はさほど聞こえない。
聞こえるのは、海岸沿いを走る列車の音だけ。

傘を差し、階段を越えて、松林をくぐり抜けると、
そこは、予想もしなかった世界が目前に広がっていた。

地平線が広がっている。
墨絵のの世界だった。
しばらくいると雨もやみ、空も明るくなってきた。
晴れる予感。

この場所、晴れたらどういう世界が広がっているのか楽しみになってきた。
ゴロゴロと小石の続く海岸線は「ヒスイ」が採れるそうだ。
おそらく、朝は日の出が見れると分厚い雲の方向をにらんだ。
明日、ここでまた、撮影しようと胸が高鳴る。

8月のJTB風景画コース

アメリカ イエローストーン国立公園です。
0908イエローストーン

雲の描き方や遠近感を学びます。

まず、空から描きます。
雲の部分はティッシュペーパーでとっています。
こういう場合は、先に水をひいてから色を置き、
その後ティッシュペーパーを使用しながらでないと
雲の白色は抜けません。

イエローストーン003 

中央にあるのは、イエローストーン川が平原を湾曲屈折しながら、
流れています。

最後に、手前の木々を描きます。
緑色プラス赤色を加えて、木々の色の影を描きます。

8月の水彩色えんぴつ教室

デルフィです。
さわやかな青色の可憐な花を描いていきます。
0908デルフィ
鉛筆で下絵を描いていきます。
正面に向いている花をしっかり観ていきます。
奥の重なっているものは、色でさらりと押さえましょう。

今回はバックから彩色しました。デルフィ002

この時点では、仕上げはどうなるか??
って思っています。
それが愉しみです。
繊細な花なので、淡くあっさり仕上げた方が雰囲気がでますね。

8月のJTB風景画コース

軽井沢にあるショー記念礼拝堂です。
0908ショー記念礼拝堂
木立の中にある礼拝堂を描いてみましょう。

まず、下書き。
礼拝堂の位置を描きます。
このとき、まっすぐ基準線と屋根を左右対称になるようにします。
黒鉛筆で描いた方が、ラインが残りその方が描きやすいです。
ショー宣教師のブロンズ像も描いてみました。

次に、彩色。
こういった木立は、パウダー&スプレーの得意分野です。
ショー記念礼拝堂002
また、礼拝堂に当たる陽射しを描きたかったので、
向かって左側壁面を暗くしてみました。
 

最後に描きこみ。
木々の枝や、礼拝堂の壁面などの細部を水彩色鉛筆で描いていきます。

8月の水彩色えんぴつ教室 モチーフ

夏の果物「桃」を描きます。
0908桃 
桃の質感を出すために
パウダー&スプレーを使用しています。
また、桃は、1つを描きますので、
構図の取り方や空間のパウダーの使用方法に
すこし、注意してください。
桃003
はじめは、こんな感じで空間に「桃」が浮かんでいるようです。
イメージは、テーブルの上の桃です。

パウダー使用で桃の質感が得られますか?
やわらかいものですので、取扱注意です。
持って帰っていただくために
できましたら袋をご持参下さい。

空を見上げた日

皆既日食はみなさんは、見えましたか?
昨日は、毎日文化センター教室。
教室に着くなり、日食の話題が飛び交っています。
「小学生のときにみたよねー」
「あら私もよ。なんか嬉しいわね。違う場所に住んでいるけど、世代が同じね」
「下敷きでみたわよね」

そんな会話が続いていました。
そして、運命の(?)11時05分が近づくと、窓辺で観測されていた方が
「きゃあ~見えたわ!見えるからおいで~」と
呼ばれ、みんな、手を止めて見に行きます。
もちろん、私も、手を止めて、
「こっちこっち」と誘われるまま、窓にへばりつきます。
正午近くは、毎日新聞社のビルの頭上になるため、
壁の窓にへばりついてみないと、太陽は確認できません。

雲の隙間からみえた三日月のような太陽は、
なんだか、お徳をいただいたよう。

「次の20年後は、特養でみるかもよ」
「冥途のみやげに…」

なんて、笑いをさそうようなことを言いながらみてはりました。
でも一番よかったのが
「みんなで、一緒にみれてよかったね!」
と言ってくださいました。

こんな、和気あいあいとしてる毎日文化センター教室は、
本当に和やかなメンバーがそろっています。
20090722112451 お、シャッターチャンス^^

サロン・de・okamoto

先日、いげさんが東京から宝塚の実家へ帰られる際に
あいあい教室と翌日我が家にささきさんとお立ち寄り頂きました。
向こうに行かれて、1年。
新たに加わった技法もあります。
その調整をかけたいとのこと。
もちろん、絵画実践道場のような厳しいものではなく、
サロン風に(笑)お絵かきのブラシアップを願われてこられたので、
さあて、何をしようか、こちらもワクワクしながら待機していました。

当日は、水張りパネルの実践からです。
大きな絵になると、水張りしたほうが描きやすい。
お二人とも見ていただきました。
ロールのアルシュは、切りにくいけど、お得です。
好きなサイズにカットできます。
私は、つるっとした表面が好きなので極細目を使用。

庭から、紫陽花と梅の実を持ってきて、それをビールジョッキを
置いたりしながらモチーフを組んでいました。

おしゃべりばかりで、気もそぞろ~
過去の作品や鉛筆デッサンを見せてもらったり、
なかなか本題のモチーフへは到達しません。
もちろん、かなみ攻撃で手もすすみません^^:
IMG_3641  
タイトルをつけるなら『3人作品「60%(仕上がり)」』だね。
なんて言いながら並べています。
だれがどの作品を描いたのか、わかりますか~?
私のは、作品展に並びますよ。

ちなみに紫陽花は、時期も終わりましたが、
まだ、切らず残しています。
淡いブルーから紫。そして、今は黄緑色に変わっているんです。
そのまま残しておくと秋になれば、赤く染まるのです。
とてもカワイイ。。。
花のためには、切ったほうがいいんですよね。
と思いながら、ためらっています。

7月のJTB風景画コース

北海道ジャガイモ畑と花畑を描きます。
0907ジャガイモ畑 
なだらかな丘陵にあるジャガイモの花を描きます。
花は、パウダーとスプレーの効果で白く残っています。
白く残すためには、ロウソクも併用すればいいかと思います。
ジャガイモ畑001
はじめに、空から描きます。
平筆を使い塗ります。
その後、乾かして、木々から手前の花畑を描いていきます。

7月の水彩色えんぴつ教室 モチーフ

夏の爽やかなイメージの花「クルクマ」を描きます。
0907クルクマ

花が、白いのでバックは、爽やかな色を選びました。
色を流しています。
これは、教室にて実演いたします。

ちなみに「クルクマ」は、しょうが科の花で
球根の植物です。
その球根は、「ウコン」になるそうです^^ 

7月6日 記念する一日

昨日は、娘の林間学校の代休日だったので、
伊丹へショッピングに行こう!ということになりました。
小学校5年ともなると小物のキャラクターは卒業したものらしく、
去年まで使用した夏のプールグッズの「シナモン」「マイメロ」はNG。
スクール水着は、今度行く海には似合わないそうです^^;
洋服ももう一緒に行かないと好みがあるようで、せっかく買ってもきないので、
ぜったいに、一緒に行く事を決めています。

おしゃれっていうか、そういう時期なんですよね。
穴が開いた、ジーパンや靴下だって平気ではいているのに、
こだわるところは、頑固に動かない。
それが、面白いのですね。

朝からでかけたので、いつもの行きつけのフードコート(笑)で昼食。
平日なので、とても空いています。
日曜日ともなれば、超巨大なスペースに関わらず
席の横で次のお客さんが並びます。
さすが、ファミリーの味方です。

たこ焼き、石焼ビビンバ、うどん、クレープ、アイスなんでもあるから
それぞれのチョイスで楽しめます。
それもけっこう、おいしいのです。
ちなみに4人で行った昨日は全部食べました。

ショッピング中熟睡したカナミが、匂いにつられて目覚めてきました。
その時、姉が、すかさず、ストローがついた飲み物を差し出しました。

「………。」
実は、このストローを使う動作を今まで確認できなかったのです。
ご承知の通り、カナミは「軟口蓋裂」といった先天性の病気で、
1歳の昨年の秋に手術をしました。

それまでは、ミルクをあげても鼻から出したり、
口の中での「吸う」という動作が、口の奥が割れているために、
鼻から漏れたり、母乳も吸う力が弱く、与える事ができなかったのです。

授乳期は、そんなカナミを見るのも辛い時期があり、
「ミルクをあげたいけど、あげれない…。」
私も体力、精神的にも参っていたときがありました。

授乳するのもむせてしまうので、哺乳瓶の乳首の先をハサミでカットしたりしました。
新生児期は、タダでさえ飲むのも下手くそなので、何度もむせたり
鼻からミルクを出したりしていました。
それを見るたびに、最期に、長男を誤嚥が原因で肺炎にさせてしまった
その事と重なり、私が、直接授乳をする事が怖くなったのです。

そのとき、ミナミがいつも私に代わって授乳をしてくれたりしました。

手術すれば、機能は回復すると頭でもわかっていたのですが
実際のところ、日々の成長をゆっくりみて、確認していく事しかできない
それが、いらだったり、辛いと感じた事もありました。
定期的な検査や観察も今も阪大へ通っています。

そして、昨日。お医者さまから言われていた
「ストローが使えたら、一応完治の目安ですね」
といわれていたストローでの吸引。

差し出した、ストローからごくりごくりと喉を動かせて飲んでいます。

「飲んでいる!!!」ミナミが顔を紅潮させて、目をまるくしています。

もう、嬉しくて、嬉しくて。。。
私は、フーズコートで、大号泣していました。
誕生から1年8ヶ月。今まで、そんな精神状態の中で、何度もくじけそうになりながら
ミナミにも助けられて、皆で子育てさせてもらって、ほんとに幸せでした。
色んな、思いが駆け巡り、涙はもう止まりませんでした。

そんないっぱいいっぱいになっている私をミナミは、笑ってみてくれています。
ママは、よく、泣いているもんね。
20090706142720
本人は、おなかいっぱい、ジュースも飲めて氷が食べれて大満足です。
誰が教えた動作ではない「ストロー使い」
こんな小さなこと、普通のことが
人によれば、飛び上がるほど嬉しく感じるのです。
この感覚を私は、他の方にバトンタッチできればと思います。

来週は、京都看護専門学校に講演させていただきます。
毎年祇園祭の季節に、京都へお招きいただき今年で、4回目です。
4年の歩みは、私の中でも変わらない大地への思いと
家族の成長が盛り込んで話せそうです。
登壇資料を再校正しないといけませんね。

おっと、遊んでいたらイラストの仕事の締め切りも迫ってきました^^;
職場に戻ります~