滝 「鍋が滝」と「龍頭が滝」

ちょっと旅すると必ずと言って、探して向かう場所があります。
滝です。
いつも長期休暇となれば、キャンプ場に向かうことが多い我が家。
その道中必ず、どこかには滝はあります。

看板を見つけると
腕のいいドライバーさんに寄ってもらいます。
(あ、主人デス)
お願いすれば、どんな悪路でも行ってくれます。

5月響水 (640x484)鍋が滝とチョウ

今まで、見て来た滝にも色々ありますが、
この裏側からのぞける滝は、素敵。
2つの滝を絵とともに紹介します。

ひとつは、
島根県雲南市「龍頭が滝」
夏に島根から広島に抜けるとき
偶然通りがかりました。
田舎のあぜ道を渡り、そして山道から滝つぼに到着。
見上げるように上から水が降ってきました。

滝つぼ付近で近所の子どもたちと家族が
水に入って遊んでいました。
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めっちゃ、古い作品展(06年)で記録用に撮影した写真が残っていました。
(かなりひずんでいますが;)

ひとつは、
熊本県小国町「鍋が滝」
県内外で有名です。
360度見渡しても絵になります。
普通、滝を見る為には、山を登りますよね。
ここは、山道を降りていきます。
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お茶のCMで、有名になったそうです。

昔、アートセラピーを受けたとき先生から
「滝の絵を描くとあなたいいわよ」
といわれ、それからちょくちょく、気になり描き始めた。
なぜ、それを言われたのか、
さらに、耳元でささやくように言われたのかが気になっていました。

それ以来なんだか、ふるさとに戻ってきたような‥
きっと私の魂が、喜んでいるんだと思います。

9月の朝日カルチャー風景画コースは、
別バージョンの「鍋が滝」を描きます。

指。コルセット!

小さい頃、そう努力もしなかったので、お箸と鉛筆の持ち方は、最悪。
何度も注意されたけど、そのまま。
気がつけば、大人になっていた。
しかし、入社してすぐに、自ら気がつき、箸だけは何とか「矯正箸」で、躾をやり直した。

おかげで、仕事での訪問先だった有名大手デパートの人事部長さんとの会食のとき
「最近の若い人は、箸もまんざらにもてない。キミはちゃんと持てるね」
大汗をかき、セーフと心の中でガッツポーズをした。

しかし、治らなかったのが、鉛筆の持ち方。
親指をぎゅーッと握りながら持つのが私流。
最悪な格好だけど、
まともにペンを持つと、調子が悪い文字と絵が出てくる。
コレが、だめだった。

しかし、人生半ばを過ぎると
あちこち、関節が痛む。
特に、最近は、手の親指の関節が痛む。
今日は、特に仕事が全くはかどらなくなった。

手書きで文字をたくさん書く通信講座の添削のお便りは
ここ最近は、親指が悲鳴をあげて、一向にすすまない。
そこで、さっき、思いついたのが、「指ぬき」
コルセットのように、巻くので、
余分に関節が曲がらず、正式な持ち方でペンが握れる。

昔、母が和裁職人として働き、さらに教えていたので
大量に手作り指ぬきを使ってた。
小さな短冊状に切った牛皮を丸めて、留めつけて作るものだった。
相当な針の頭を通すこともないけど
職人は、すぐに駄目にしてしまうそう。
だから、手作りでこの牛皮をストックしていたとか。

母に、すぐにお願いして、
カスタマイズしてくれた。
コルセットのようにしめあげるので
ちょうど具合がいい。

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ありがとうー母上!
コルセットさん、いっらしゃいませ。

5月朝日カルチャー風景画コース 湖

白樺の木々のある湖です。
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はじめに、マスキングインクを施します。
左手前の白樺の幹3本と草むら若干です。
後は、空や奥のほうの木々から着色をして筆で溶かしていきます。

ナチュラルな木々の色を出すために、
緑プラス茶色(177番)をはじめに仕込んでいます。
溶かすときは、もちろん、水筆ペン。
アタッチメントをねじって、穂先にヨリをかけますよ。
これが、具合よく、草や木の葉の表現につながります。

ちょっと長くなりますが、、わたくしごとです。
お付き合いください。

先日、宝塚市山本の園芸振興センター「あいあいパーク」の仕事場で目にしたのが、
「ありがとう。15周年」の文字。
って、コトは、わたしもこのお仕事をさせていただいて15年経ちます。

2000年5月あいあいパークの開業にともなって、
絵画教室をスタートしたのが絵画教室指導のトビラをひらくきっかけでした。
このご縁は、不思議なもので
長男をお空に見送った後に、役所で死亡手続き書類を提出した際に
偶然みかけた「講師募集」でした。

私自身には、師匠もおらず、イラストレーターという仕事はしていましたが
はじめはどう、お話していけばいいかと戸惑いましたが
やるのみ。
気持ちを込めてお伝えしていければと思い、毎日必死でした。
フラフラになって家路につくこともしばしば。
単にいえば、要領が悪かったんだと反省しています。

やればやるほど、この水彩色鉛筆という画材の魅力にはまり、
ALL独学で水彩色鉛筆の面白さを絵を描いたことがない方にも
楽しんでもらえればと
日々試行錯誤しながらお伝えしています。

当時、家の中で転倒し、
右足を骨折してしまったわたしは、
講師説明会に行ったときに、ギブスを巻いて行ったなーなんて
余計なコトも思い出しました。
それよりも必死でした。
心の穴を埋めるためにもがいていたと振り返れば思います。

あいあいパークで、初めて受講生を募集し、集まった方は、20名以上という
予想もしていなかった大人数でした。

私自身も、愛息との別れや家族の病気といった
辛い時期もありましたが
教室の人生の先輩方に励まされて
そして、みんなのキラキラな笑顔で、何度も救われました。。

たくさんの方を指導させていただいて、
不慣れな自分がそこにいて、
自分が描けても皆が楽しくなければだめだと
気がつき、今のスタイルになりました。

正直わたしは、絵は上手くないと思っています。
絵描きとしてはアカン。
だからこそ絵描き目線でなく、
絵がかけない人でも楽しんでもらえるように

あるときは、イラストレーター
→個性を大切に!そのままでいいんだよー
あるときは、こども造形絵画教室の世界へ
→割り箸、指先で描く。指先で描く。。など。
あるときは、セラピスト
→色を見ればわかります。。Are you happy?
あるときは、主婦目線で
→道具の工夫。エアーパッキング描く。家事をしながらの発見。いかに楽して描くか?!
などなど、数え切れないほど、変な提案をさせてもらいました。

どんな技法でどんな工夫をしたらいいのかを探った15年でした。

あの頃と違うのは、強靭なハートと体重かなあ。
随分鍛えられ、ともに太くなりました(笑)
時々放ってしまうオッサンのような蜂の一刺しにも
みなさまにこやかに、軽く刺さっていても笑ってくださっています。
今でも教室は、常に満杯です。
このクラスだけでなく、ほぼどこの教室もにぎわっています。
時として、いつもお声が大きなクラスは
『センセーよりこうやって、皆としゃべれるのがたのしいねん!』
って、ゆるくパンチを食らうこともありますが
それでもいいですよ。そのとおり!

いや、みなさまに育てて頂きました。
本当にありがとうございます。

お空にいったわが子「ダイチ」
この名の下で家族、そして仕事の土台となってくれました。

絵描きと受講生の方々との出会いがありました。
だから。
とても大切なんです。
出会いがあったこと。
息子を思う気持ちで、やさしく、
みなさまを伸びやかに育てていければと思っております。

きっとお空でニコニコと微笑んで見てくれています。

「ママはずいぶん太くなったね。」って。

はい。
もっと太くなりますよ。
みーんなと、太く、赤い糸で結ばれて。

 

もうすぐ春

週末は、とても寒かったですね。
雪もチラホラ降っていました。
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雪は、積もるほどではなかったですね。
朝、雪がわずかに積もっていることに気がつけば、
下のムスメが必ず、いなくなる。
「雪だるまつくろ~^o^♪」と歌いながら
作る声がどこからか聞こえてきます。
ママ~と呼ばれて外に出て見ると
合計5体。
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イヤイヤ…、かなり、小さいのが並んでいました。
どこの雪を集めてきたのやらかなりグレー色。。
もう雪は積もらないかなあ。。とちょっと
寂しい気持ちもあります。

今朝は、ムスメの登校を見送った後、公園から
もう、ウグイスの鳴き声が聞こえてきました。
しかし、それが笑ってしまうほど、へたくそ。。。
鳴いてる?苦しんでいる?
ええ??っと突っ込みを入れたくなるぐらいの
ホーホケキョでした。
まだ、発声練習中のウグイスでした。
春は、もうそこまできていますね。
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新年会に。

as kitchen(アズキッチン)というフランス料理店が、
昨年の10月にJR中山寺(北口徒歩5分)できました。
旧176沿いのエビスガーデンさんの本部の横。
トリコロールの旗が目印。
気になっていましたが、機会がなくいつも車で横を通りすぎるだけ。
でも、毎年恒例のいげさんとの新年会は、3日ということなので
空いているお店を選び、
今回はこのお店に行くことにしました。

とにかく感動しました。
オーナーシェフが創り出す、お料理は、魔法がかかっています。
素敵です。
美味しいです。

私が外食といえば、
教室の合間に立ち寄るすぐ食べれる、うどん屋しかしらない。
家族で行く、くるくる回るすし店しか知らない。
友ランチは、皆無。
いつも忙しさにまみれて、食事に時間を費やすのがおしいとまで
思っていました。

ああ、こんな贅沢な時間があるなんて!
しあわせ。

全部、お一人で創っておられるので、
目の前のカウンターから真剣そのものの雰囲気が伝わってきました。
お店もご家族でされてとても親切で私は、久しぶりに感動いたしました。
今は、お正月メニューですが、今週には、通常メニューに変わるそうです。

料理教室もされるとか。。これも行ってみたいです。
店内の写真もプロです。
あ、お手洗いも行ってみてください。(笑)
アート空間です。

ここまで、言えば、行きたくなるでしょ^^
行ってみてください。
私も行きます。

Happy new year!2015

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新しい年を迎えました。
明けましておめでとうございます。
今年は、どんな年になるのでしょうか。
おかげさまで教室も15年目を迎えました。
ここまでお付き合い頂きありがとうございます。

今年は、7月23日から小大丸画廊にて個展をいたします。
いつもより少し早い時期ですが、しっかり描いていこうと思います。
春先の一日教室やイベントも少しずつお話しが出てきています。
さらには、今まで展示したことがない場所での
作品展の企画も上がってきています。
詳細が決定しましたら、お知らせできればと思っています。
私自身がワクワクしながら絵を描き、
見ていただければと思っています。

よろしくおねがいいたします。

 

冬水辺のグラデーション

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これは、今回の風景画のベースになります。
水をひいてから、平筆ペンでそれぞれの色をのせました。中央に青、紫、上部に茶色(奥の木の茂み)
最後は、手前にオレンジをのせてグラデーションをします。
平筆ペンは、水彩色えんぴつと愛称がいいです。
この水筆(平筆)ペンは、2wayと書いてあって、穂先の部分に装着できるアタッチメントがあり、それを取り外すと大サイズの丸筆にもなります。
しかし、この筆、優れもの。
使い方次第では、5wayにもなります。

すごーーい。
使い方は次に、まとめてお話します。