透明水彩のホワイトはどう選ぶ?

不透明なガッシュ。
そしてチタニウムホワイトがおすすめ。

今回、梅のしべに使用したのは、ホルベインの「チタニウムホワイト」です。
この色は、透明水彩の絵の具なのですが、不透明な顔料を使用し、それに不透明剤を加えています。不透明の白で、下の色をカバー力もあります。

また、通常白を乗せる場合は、不透明色のガッシュを使用します。
一番不透明でカバー力があるので、多くの方がガッシュを選んでいます。
この白色「チタニウムホワイト」も使えますので、
どちらかひとつお持ちいただくと作画が楽です。

しべの部分は、通常マスキングを使用するのですが、講座のモチーフとなれば時間が限られてしまいます。
上からしべの色(白色)をのせた方が早いと判断したのでこちらを使います。

しべの先端は、水彩色鉛筆の芯先を一度、
筆洗の中に入れて、濡らします。
その後、すぐにティッシュなどで余分な水滴をふき取り、
芯先を花粉の部分にチョンと軽くのせてみます。
鮮やかな色が残ります。

水彩色鉛筆は溶かすと透明水彩。
濃度をあげると不透明になります。
濃度をあげる方法は、筆で触るのではなく、
このように芯先を濡らしたり
描く場所を先に濡らしてから描くと濃くなります。

1月水彩色鉛筆風景画コース「冬の湖畔」

湖畔の雪を描く。スプレーで雪を表現する。

琵琶湖の湖畔の雪景色です。

  1. 下絵を描く。マスキングを枝の上にする。
  2. 空のグラデーション。
  3. 水辺のグラデーション。
  4. 雪の影を描く。
  5. 幹を描く。

point
雪をスプレーで表現します。
コツをお伝えします。

(使用した色)
115,151,157,187,199
混色のパレット(115+151)※必ず持ってきてください。


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雪の表現は、バックランです。
バックランとは、水滴を落として、にじみを作る方法です。
つまり、スプレーを使います。

このスプレーのマル秘テクニックをお伝えします。

また、予告です。
1月15日(金)朝日カルチャーにおいて、オンライン講座をします。
※1月29日(金)に変更になりました。
ZOOM講座で、スプレーの使い方詳細をお伝えしようと思っています。

雪空を描くパート1とパート2(2月予定)があります。
雪を描くコツを2種類お伝えしようと思っています。
課題はこちらです↓

お見逃しなく~
詳細は、近日お伝えします。

1月水彩色鉛筆教室「メジロと梅」

色鉛筆のドライタッチを活かす

メジロと梅を描きます。
梅はたくさんの花の中を強弱をつけて描きます。
メジロは、水彩色鉛筆のウエットでフォルムを出してから
仕上げに水彩色鉛筆のドライで細部を描き込みます。

  1. 下絵を描く。
  2. 背景を着色する。
  3. メジロを描く。
  4. 枝を描く。

point
水彩色鉛筆だけでなく
油性の色鉛筆も使用しました。
今回は硬めの色鉛筆です。
しかも100均です。これが、20本入りなんです。
コスパがすご~いですね。
色遊びには、ちょうどいいかも。。

ハードタイプの水彩色鉛筆をお持ちの方は、
黒やマゼンダ(133や433)の色をお持ちください。

油性色鉛筆の場合、黒だけの追加なら三菱色鉛筆(油性)が軟らかく、取り扱いが文具店なので、お求めしやすいでしょう。
色鉛筆にこだわる方は、ポリクロモスやカランダッシュなど油性の色鉛筆を使う方が多色で楽しいです。
(心斎橋画材さんではポリクロモス単色での取り扱いがあります。)

ダイソーの100均色鉛筆。
硬く、細かいところが描けます。

なんと、、20色入り!
メイン色鉛筆としては、硬すぎて扱いにくいですが、
色を重ねた時にドライの風合いが楽しめます。

今年は、
〇油性色鉛筆と水彩色鉛筆を併用したり
〇水彩色鉛筆と軟質と硬質を併用したり
〇水彩色鉛筆と水彩絵の具と色々組み合わせて
描いてみようと思います。

(使用した色)
124,123,184,180,168,177,157,274,199,151,249,107,175,194

他、ホワイトガッシュ白お持ちであればご持参下さい。

梅の花のしべに透明水彩を使用。(ホルベインチャイニーズホワイト)
お持ちします。

ファーバーカステル アルブレヒトデューラー水彩色鉛筆 色番号表記

2021年明けましておめとうございます。

今年は、穏やかな正月を自宅で過ごしています。

大掃除をしたり、おせちを作ったり、
家族みんなで、食事をして
夜は、アイスを食べながらトランプしたりしています。

こんな世の中にどうしてなったことを
悲しむよりも
目の前にある大切なことを気づきを頂いた一年でもあります。

あたり前のように過ごすことが
どれだけ尊く大切なんだろうと。

先日、朝起きると
庭の山茶花に雪が積もっていました。
それを絵にしました。

世界中のすべてが一日でも早く
穏やかになることを祈念しています。

これからの日々。
明日よりも あさってと

いいことが起こりますように。

12月水彩色鉛筆風景画コース「Vollmond」

夕闇のグラデーションと満月

夕闇の中の教会です。
ドイツで満月のことを「Vollmond」(フォルモーント)といいます。
ロマンチック街道と教会とVollmondを描きましょう。
Vollmondは、水彩絵の具で描いています。

  1. 下絵を描く。
  2. 背景の色をのせて、グラデーション。
  3. 建物を描いた後、木を描く。葉を描き、幹を枝を着色。
  4. 月を描く。

point
はじめに、紙全体を筆で濡らします。
なるべく手早く、グラデーション。
月を描かないときは、雪を描いてもいいですね。

(使用した色)
247,151,249,156,110,157,163,251
混色のパレット(163+157)※必ず持ってきてください。

247は、インダスレンブルーです。深い青が素敵でおすすめです。

ファーバーカステルのオンラインショップへ飛びます。
247番の色をご確認ください。

12月 透明水彩「みなも」産経学園

小舟と水面。グラデーションで表現。

水面の不安定さを出すために、ベースの着色後、スプレー(アトマイザー)を使用しています。

水面は、マスキングインクを使用しています。
マスキングは、何のアイテムでマスキングインクをつけて使うのか?
これが一番大切だと思います。
シュミンケを使っていますが、直接ノズルから出して使うことは
したことことがありません。
ペンタイプなのにさかさまに向けると、とっぷり液が垂れてきてしまいます。
コントロールができないからです。

今回はシリコンタイプの筆を使っています。

仕上げの段階では、水彩色鉛筆ダーベント(英)のインクテンス白がいい仕事してくれます。
水彩色鉛筆の中では、最もねっとりとした芯先。
少し濡らすと、完全に不透明になります。
波しぶきの加減やベールをかけたような半透明の白さを楽しめる水彩色鉛筆です。

12月水彩色鉛筆教室「asa to yoru(朝と夜)」

塩の効果を最大限に活かす!

「あさとよる」朝から降った雪は、やがて夜になると積もりました。

こちらの「asa(朝)」を描きます。雪を描きます。
今回の雪は、塩です。

  1. 下絵を描く。
  2. 背景を着色する。グラデーション。
  3. 木を描く。

point
塩にも色々種類があります。
今回登場は、精製塩です。
なぜ、精製塩なのか。。詳しくは、オンライン講座でもお話ししますね!
オンライン講座のお申し込みは、明日正午までです!
朝日カルチャーオンライン講座「華やかなチューリップを描く」

精製塩は、こちらでお持ちします。

(使用した色)
102,138(125+120),124,156,110,157,163,140,251
「yoru(夜)」も描きたい方は、
青系と黒をお持ちください。

時間があれば「asa to yoru」を2枚仕上げましょう。。

ファーバーカステル アルブレヒトデューラー水彩色鉛筆 色番号表記

オンライン講座はじめます。

水彩色鉛筆オンライン講座スタート!

コロナ禍の中、おうちの時間が増えてきたという方が多いですね。
水彩色鉛筆という画材も新たに、手にされている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。


ところが、イマイチ使い方がわからないという声も聞きます。

そこで、水彩色えんぴつのオンライン講座をいたします。
ご自宅にいながらレッスンできます。
もちろん全国どこからでも観れます。
講座中は、質問も募集しています。

ユーキャンなどの通信講座をお申込みされた方や終了された方もぜひ一緒にご参加ください。

リアルタイムでお目かかれるかとワクワクしています。

また、コロナ禍によって講座をお休みの方もぜひご参加ください。

この講座のサポートとして
オンライン講座を受講するのには、Zoom(ズーム)というアプリを自分のスマホやタブレットなどにダウンロードが、必要なのですが、わかりにくいですよね。

そこで、朝日カルチャーのスタッフさんが、全面的に導入のお手伝いをしてくださいます。わからない方は、おひとりずつ導入までを電話しながらお手伝いしてくれるということなんです!
これは、素晴らしい!!
この機会にぜひ、導入してみるのも方法ですよ!

第1回目は、お花です。
チューリップを描きます。

さらに、
ご参加の特典として
講師が描いた下絵を事前にお届けします。
これをもとに一緒に作品を作っていきましょう。

お申し込みは
朝日カルチャー中之島教室まで

12月水彩色鉛筆風景画コース「北の街」

雪を描くことを楽しむ!

季節は少し戻ります。
11月の北海道。雪と紅葉が混じる街路樹のある風景です。
楽しく、雪を降らせましょう!
水滴のスパッタリングですよ~。

この雪の表現が私は、大好きで、まさに、シーズンイン!
上手く飛ばしてくださいね!

  1. 下絵を描き、マスキングをする。
  2. 背景の色をのせて、グラデーション。雪を描く。
  3. 建物を描いた後、木を描く。葉を描き、幹を枝を着色。
  4. 人を描く。
  5. 道を描く。

point
はじめに、紙全体を筆で濡らします。
なるべく手早く、水→色→雪を描く。
色は、濃い目がいいでしょう。

(使用した色)
180,247,156,138(125+120),157,140,120,187,112,199
人物の服の色121,151など
混色のパレット(115+157+199)※必ず持ってきてください。

ファーバーカステル アルブレヒトデューラー水彩色鉛筆 色番号表記

こうやって文字でお伝えしても
なかなかうまく伝わりませんよね。
さらに講座に参加したことがない方は、???となるでしょう。

現場でライブですると、一度に伝わることがあります。
昨年の秋は、西宮阪急百貨店にてファーバーカステル社と
コラボレーションをしました。
その時は、たくさんの方がお越し頂け、
デモンストレーションをご覧いただけました。

でも今は、ちょっと難しいです。
何かいい方法は。。。

そこで、新しい講座スタイルのご提案です!

朝日カルチャーにてZOOMで講座をいたします。
詳細をご案内いたします。

ぜひご参加ください。

12月 透明水彩「冬のはじまり」産経学園

イチョウと雪のコントラストを表現。

北海道庁赤れんが庁舎です。
時期は、少しさかのぼり11月上旬。
イチョウと雪が同時に描ける北海道です。
北海道庁赤れんが庁舎は、裏手の並木道です。

空と雪の表現は、スプレーです。
この使い方が私は大好きで、winterシーズンになると
スプレーをかけまくっています。
今回は、シュミンケとダニエルスミスの分離色も使いながら
スプレーをかけてみることにしました。

やっぱり、、、
通常のにじみだけではない表現が分離色と共に表現できますね。
ナイス分離色。

残念ながらシュミンケの分離色は、限定数があって
もう入手できないです。(つд⊂)エーン
ダニエルスミスは、ネットでも買えます。

使用したのは、
シュミンケの・グレイシャーバイオレットと
グレイシャーブルー(ここは、(ホ)マンガニーズブルーノーバでもいいだろう)
ウィンザーニュートン・NEWガンボ
ニューガンボが、色分解されてレモン色になってる。。すごいですね。

プラス一色分離色を加えることで変化します。