1月 透明水彩「静寂」産経学園

冬の表現を極める

凍てついた空気感を描くために、分離化する人気の絵の具を使用しました。
ダニエルスミスのMoonglow(ムーングロウ)です。

粒状化によって色が分離されていくのが美しい。

スプレーでさらに粒状化を促します。
水分を多くすると分離が進んで行きます。
しかし、このスプレーのタイミング、使い方はコツがいります。
私は、冬の絵(雪の絵)を描くときに、スプレーは必須です。

使い方のコツをお伝えするために、
朝日カルチャーオンライン講座では、描く課題と一緒に
ワインポイントアドバイスや
画材のお話をしていこうと思います。

次回は、1月15日(金曜日)11時から開始します。
※1月29日(金曜日)に変更になりました。
見逃し配信もあるので、放映して編集後、1週間繰り返しみれます。
ぜひ、ご参加ください。

透明水彩のホワイトはどう選ぶ?

不透明なガッシュ。
そしてチタニウムホワイトがおすすめ。

今回、梅のしべに使用したのは、ホルベインの「チタニウムホワイト」です。
この色は、透明水彩の絵の具なのですが、不透明な顔料を使用し、それに不透明剤を加えています。不透明の白で、下の色をカバー力もあります。

また、通常白を乗せる場合は、不透明色のガッシュを使用します。
一番不透明でカバー力があるので、多くの方がガッシュを選んでいます。
この白色「チタニウムホワイト」も使えますので、
どちらかひとつお持ちいただくと作画が楽です。

しべの部分は、通常マスキングを使用するのですが、講座のモチーフとなれば時間が限られてしまいます。
上からしべの色(白色)をのせた方が早いと判断したのでこちらを使います。

しべの先端は、水彩色鉛筆の芯先を一度、
筆洗の中に入れて、濡らします。
その後、すぐにティッシュなどで余分な水滴をふき取り、
芯先を花粉の部分にチョンと軽くのせてみます。
鮮やかな色が残ります。

水彩色鉛筆は溶かすと透明水彩。
濃度をあげると不透明になります。
濃度をあげる方法は、筆で触るのではなく、
このように芯先を濡らしたり
描く場所を先に濡らしてから描くと濃くなります。

1月水彩色鉛筆風景画コース「冬の湖畔」

湖畔の雪を描く。スプレーで雪を表現する。

琵琶湖の湖畔の雪景色です。

  1. 下絵を描く。マスキングを枝の上にする。
  2. 空のグラデーション。
  3. 水辺のグラデーション。
  4. 雪の影を描く。
  5. 幹を描く。

point
雪をスプレーで表現します。
コツをお伝えします。

(使用した色)
115,151,157,187,199
混色のパレット(115+151)※必ず持ってきてください。


************************

雪の表現は、バックランです。
バックランとは、水滴を落として、にじみを作る方法です。
つまり、スプレーを使います。

このスプレーのマル秘テクニックをお伝えします。

また、予告です。
1月15日(金)朝日カルチャーにおいて、オンライン講座をします。
※1月29日(金)に変更になりました。
ZOOM講座で、スプレーの使い方詳細をお伝えしようと思っています。

雪空を描くパート1とパート2(2月予定)があります。
雪を描くコツを2種類お伝えしようと思っています。
課題はこちらです↓

お見逃しなく~
詳細は、近日お伝えします。

1月水彩色鉛筆教室「メジロと梅」

色鉛筆のドライタッチを活かす

メジロと梅を描きます。
梅はたくさんの花の中を強弱をつけて描きます。
メジロは、水彩色鉛筆のウエットでフォルムを出してから
仕上げに水彩色鉛筆のドライで細部を描き込みます。

  1. 下絵を描く。
  2. 背景を着色する。
  3. メジロを描く。
  4. 枝を描く。

point
水彩色鉛筆だけでなく
油性の色鉛筆も使用しました。
今回は硬めの色鉛筆です。
しかも100均です。これが、20本入りなんです。
コスパがすご~いですね。
色遊びには、ちょうどいいかも。。

ハードタイプの水彩色鉛筆をお持ちの方は、
黒やマゼンダ(133や433)の色をお持ちください。

油性色鉛筆の場合、黒だけの追加なら三菱色鉛筆(油性)が軟らかく、取り扱いが文具店なので、お求めしやすいでしょう。
色鉛筆にこだわる方は、ポリクロモスやカランダッシュなど油性の色鉛筆を使う方が多色で楽しいです。
(心斎橋画材さんではポリクロモス単色での取り扱いがあります。)

ダイソーの100均色鉛筆。
硬く、細かいところが描けます。

なんと、、20色入り!
メイン色鉛筆としては、硬すぎて扱いにくいですが、
色を重ねた時にドライの風合いが楽しめます。

今年は、
〇油性色鉛筆と水彩色鉛筆を併用したり
〇水彩色鉛筆と軟質と硬質を併用したり
〇水彩色鉛筆と水彩絵の具と色々組み合わせて
描いてみようと思います。

(使用した色)
124,123,184,180,168,177,157,274,199,151,249,107,175,194

他、ホワイトガッシュ白お持ちであればご持参下さい。

梅の花のしべに透明水彩を使用。(ホルベインチャイニーズホワイト)
お持ちします。

ファーバーカステル アルブレヒトデューラー水彩色鉛筆 色番号表記

2021年明けましておめとうございます。

今年は、穏やかな正月を自宅で過ごしています。

大掃除をしたり、おせちを作ったり、
家族みんなで、食事をして
夜は、アイスを食べながらトランプしたりしています。

こんな世の中にどうしてなったことを
悲しむよりも
目の前にある大切なことを気づきを頂いた一年でもあります。

あたり前のように過ごすことが
どれだけ尊く大切なんだろうと。

先日、朝起きると
庭の山茶花に雪が積もっていました。
それを絵にしました。

世界中のすべてが一日でも早く
穏やかになることを祈念しています。

これからの日々。
明日よりも あさってと

いいことが起こりますように。

2021年カレンダーの祝日移動の件について

2020年11月27日に祝日に関係する法律が成立し、内閣府より令和3年(2021年)の祝日の移動が発表されました。来年度開催予定の「東京オリンピック・パラリンピック」の競技日程の関係で、2021年の祝日が移動となります。
製造時期の都合上、下記の祝日改正の内容は反映しておりません。
すでにご購入いただいたカレンダーの日程訂正をご対応お願いしたく存じます。


変更される祝日

·  海の日:7月19日 → 7月22日

·  スポーツの日:10月11日 → 7月23日

·  山の日:8月11日 → 8月9日(8月8日の振替休日として)

詳しくは「首都官邸ホームページの2021年の祝日移動について」をご参照ください。https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html

祝日の移動により、修正が伴います。
7月、8月、10月の3ヶ月、
色々な曜日にまたがるので、貼付用紙をご用意しました。

2021年カレンダーの祝日移動の貼付用紙

b942114b6e266413eac93210e5f1d7c6

ご自身で、プリントアウトしてカットして、ノリで貼ります。
ご活用ください。

ご要望がありましたら
PDFのファイルを個々にお送りしますので
メールアドレスをお教えください。
yumi@suisaiiro.com
よりお送りします。
(ドコモやAUなどのキャリアは、こちらからのアドレスを受信できるように設定ください)

他社のカレンダーや手帳なども法案より前に印刷終了しているものがほどんどです。
移動した祝日を自分で修正しなければいけませんのでご注意くださいね。

間違って、学校や会社に行かないでくださいね💦

12月水彩色鉛筆風景画コース「Vollmond」

夕闇のグラデーションと満月

夕闇の中の教会です。
ドイツで満月のことを「Vollmond」(フォルモーント)といいます。
ロマンチック街道と教会とVollmondを描きましょう。
Vollmondは、水彩絵の具で描いています。

  1. 下絵を描く。
  2. 背景の色をのせて、グラデーション。
  3. 建物を描いた後、木を描く。葉を描き、幹を枝を着色。
  4. 月を描く。

point
はじめに、紙全体を筆で濡らします。
なるべく手早く、グラデーション。
月を描かないときは、雪を描いてもいいですね。

(使用した色)
247,151,249,156,110,157,163,251
混色のパレット(163+157)※必ず持ってきてください。

247は、インダスレンブルーです。深い青が素敵でおすすめです。

ファーバーカステルのオンラインショップへ飛びます。
247番の色をご確認ください。

12月 透明水彩「みなも」産経学園

小舟と水面。グラデーションで表現。

水面の不安定さを出すために、ベースの着色後、スプレー(アトマイザー)を使用しています。

水面は、マスキングインクを使用しています。
マスキングは、何のアイテムでマスキングインクをつけて使うのか?
これが一番大切だと思います。
シュミンケを使っていますが、直接ノズルから出して使うことは
したことことがありません。
ペンタイプなのにさかさまに向けると、とっぷり液が垂れてきてしまいます。
コントロールができないからです。

今回はシリコンタイプの筆を使っています。

仕上げの段階では、水彩色鉛筆ダーベント(英)のインクテンス白がいい仕事してくれます。
水彩色鉛筆の中では、最もねっとりとした芯先。
少し濡らすと、完全に不透明になります。
波しぶきの加減やベールをかけたような半透明の白さを楽しめる水彩色鉛筆です。

12月水彩色鉛筆教室「asa to yoru(朝と夜)」

塩の効果を最大限に活かす!

「あさとよる」朝から降った雪は、やがて夜になると積もりました。

こちらの「asa(朝)」を描きます。雪を描きます。
今回の雪は、塩です。

  1. 下絵を描く。
  2. 背景を着色する。グラデーション。
  3. 木を描く。

point
塩にも色々種類があります。
今回登場は、精製塩です。
なぜ、精製塩なのか。。詳しくは、オンライン講座でもお話ししますね!
オンライン講座のお申し込みは、明日正午までです!
朝日カルチャーオンライン講座「華やかなチューリップを描く」

精製塩は、こちらでお持ちします。

(使用した色)
102,138(125+120),124,156,110,157,163,140,251
「yoru(夜)」も描きたい方は、
青系と黒をお持ちください。

時間があれば「asa to yoru」を2枚仕上げましょう。。

ファーバーカステル アルブレヒトデューラー水彩色鉛筆 色番号表記

「ウィズたからづか」表紙を担当します

2021年。宝塚より愛をこめて。

兵庫県宝塚市は、私のふるさとです。
当時ぜんそくを患っていた私のために、
父は少しでも空気のいい環境の地へと思い
小学生の時に父の転勤と伴い、以来ずっとこの地で育ちました。
結婚した後も一度は大阪にいたのですが、
介護、子育て事情でその後ずっと実家に住んでいます。

そして、今から20年前に志した
「いつか宝塚から水彩色鉛筆を発信するぞ!」
という熱き思いは、時を経て
このたび「ウィズたからづか」さんの表紙となります。

作品は20号。すべて水彩色鉛筆で描いています。

「ウィズたからづか」さんは、
宝塚市をメインとしたの情報を満載したフリーペーパーです。
発刊30年以上を超えている老舗編集部です。
毎回文化的な情報やギャラリー情報に加え、
人気のコーナーは「フェアリーインタビュー」です。
宝塚ジェンヌのインタビューを掲載されたり、トップスターさんが掲載された月はどこに設置してもすぐになくなってしまうそうです。

このたび、2021年の表紙は、私が担当させて頂くことになりました。
毎月、水彩色えんぴつ画や透明水彩で
表紙に華を添えさせて頂きます。

もう、感謝しかありません。
このような素晴らしい機会を頂戴して嬉しいです。

実は、編集長と私は20年前に一度お会いしたことがあります。
私が、まだ、教室を立ち上げはじめの頃、
ウィズたからづかさんに
デザイナーとして応募、面接でお会いしました。
一通り私の話を聞いてもらいました。
最後に、編集長はひとこと。
「あなたは、絵の道を続けなさい」
そう、言われました。

当時は、まだまだ未熟者でした。
右も左もわからず、教室開始もまだ1年もたっていなかったです。
先の不安で目の前のことに必死で暮らしていた若き頃でした。

あのとき、編集長のあのことばがなければ
私は今の姿はなく、教室も続いていなかったでしょう。

そして、時は過ぎ、面接から21年目。
このような形で新たに出逢いがありました。
サケのように戻って参りました。
いや、サケだったら21年もかからないでしょうが、、
かかりました~

愛する宝塚…。
いまだからこそココロに栄養の時間を!
少しでも皆さんがしあわせになりますように願いを込めて
2021年発信していきます!!

設置場所は、宝塚市関連施設、銀行、病院、ホテル、掲載協賛店さまなどです。
ただいま絶賛配布中です。
どこかでお手に取ってご覧いただけると嬉しいです。