月: 2008年12月
濃霧の朝
12月の水彩色えんぴつ教室 モチーフ
小さなケーキカップに入ったキャンドルです。
今回のテーマは、「キャンドルの炎を描く」です。
小さなモチーフですので、このひとつを丁寧に描いてみます。
キャンドル登場!
次にバックを入れて、テーブルをつけます。
炎の部分は、最後にナイロンの筆先で色を抜いています。
注意点は、先にバックの色を塗ったとき、炎の周辺にしっかり色を置いてください。
そうでないとコントラストが出なく、炎の色を抜いてもわかりません。
作品の工程は、上記の制作で持っていきます。
そして、もう2つ作品ご紹介します。
←こちらは、ひっそりとした聖夜の夜を描きました。
そして、HPのトップページでご紹介した作品です。
にぎやかな声が聞こえるような、クリスマスパーティーをイメージしたものです。
小さなキャンドルが変身しました。
濃霧と山葡萄
昨日、毎日文化センターの教室でした。いつもなら大阪には教室開始40分ほど前に到着するようにいくのですが。。。昨日は濃霧の為、電車の発着がかなり乱れていました。すし詰め電車の中で、ヤキモキしながら教室にみなさんにお伝えしていただくように受け付け伝言しました。JRは、一度遅れたら大変な事になります。教室に着いたのは、講座開始時間の20分を過ぎていました。ご不便かけました。
午前のクラスは、みなさん手が早い方が揃っていらっしゃるので、私の遅れをみなさん取り戻して頂くかのようにすばやいタッチで描いておられました。おかげ様で何とか、時間内に終了いたしました。ありがとうございます。
帰り際に、京都に住んでおられるSさんが、小さなビニール袋からお仲間たちに何やらお渡しされていて、私にも「おひとつどうぞ」と頂きました。
それは、山葡萄の紅葉した葉っぱでした。
「あんまりきれいだったので。」と、小さな鉢から植え替えられて今年育った4、5センチほどの立派な葉っぱは、ドキリとする色。
私も早速、描かせていただきました。
描いているうちに、ちょっとまた、新しい技法を発見!
やや、これはいける。。。。そう思いさっそく、みなさんに、ご覧いただければ~とUPしました。
散らす、蒔く…。
いつもと同じ様にしたのですが、ちょっと色の出し方が違います。
新しい水彩色えんぴつとの出会いをしたようで嬉しかったです。
Sさんのやさしいお気持ちが重なればと思いを込めました。
最近は、色んな事が重なり、気持ちも落ち込んでいました。
画法も毎回模索しています。
しかし、昨日、入会頂いた方は、「HPを見て、早速描きに来たの」と
絵を見て感動したとおしゃって下さいました。
出会いは、縁あってこそ、結ばれます。
水彩色鉛筆に興味を持ってくださってありがとうございます。
至りませんが、少しでも多くの方が楽しく描けるように、工夫して水彩色鉛筆の技法をお伝えできればと思います。
また、気づきを頂いた一日でした。
帰宅後、ふと、夕刊に目をやると「濃霧」の姿が映し出されていまいた。
「これ、生きている…」
息をした濃霧です。
私は、電車に閉じ込められていたため、肉眼では確認できなかったけど、これもまた、「ドキリ」とする姿でした。
ナマでお会いしたかったです、濃霧ちゃん。でも今度は、教室がない時にしてね。
あいぽーと徳島 難病と人権セミナー
昨日、徳島県の「あいぽーと徳島」へ人権教育啓発リーダー養成講座の講師として登壇してきました。今回、徳島県は初めて。ここ宝塚から3時間。高速バスも利用して行きます。
兵庫県と違った印象は、山が無いことでした。港へ直行だったので
あまり、辺りを散策する時間的な余裕もありませんでした。
「あいぽーと徳島」がある場所は、港です。以前は、徳島に渡るためには、関西から航路だけの便でした。瀬戸大橋が開通して閉鎖になった、船の待合室を改装して作ったそうです。
バブル時に建設されたということなので船の待合室にしては、ゴージャスでした。
今回、私がお話するのは「いのちと向き合って」というテーマに子どもの事を中心に、病気のことや患者会、今、現在の話などを盛り込み、みなさんにお伝えするといった内容です。
お時間90分もらいますが、昨日は、足りません^^;
思いを話す、伝えるということは難しいですね。
私の口調が眠りを誘うのか、ウトウトしてはる。
でもさすがに、大ちゃんの話を語ったときは、みなさん聞き入ってくださいました。
最期に意見交換の時間をもらいました。
そこでは、妊娠前検査の是非、患者会の発展はどうしたらいいか?などといた話が問われます。妊娠前診断(血液検査ではなく告知)は、個人的には、賛成です。わからない部分を明確に患者に伝えるといった意味で知る権利があります。しかし、それには、条件が必要だと思います。
患者サイドを支える機関、組織、家族、患者会、情報などといった心のフォーローができる仕組みがあるかどうかだと思います。医療者は、告知して「ハイ終わり」ではなく、医療者と患者と専門知識をもった情報者(経験者が一番いいですね)が一つになって安心して出産に挑める場所が一番大切ではないかと思います。
私は、そういいった仕組みがやはり欲しかったと思います。
難病と症例が多い病気。家族の心の負担の差は、あまり無いと思います。あるとすれば、理解者や経験者の違いではないかと考えました。
今回の出会いも色々とありました。
登壇する前に、お願いしました。「あなたにとってのバトンタッチはなにか?それを考えながら聞いてください」
できることから少しずつ。気がついたときからはじめればいいのです。
この患者会としての活動。
今後も続けていきたいです。
多くの方に、病気のこともそうですが、「自分だったら何ができるのかな」と考えていく時間が人を育て、苦しみや辛さを共有し、元気になれば今度は、その方が経験を「バトンタッチ」していければと願います。