昨日の午後、友人からメールが入りました。
「無事に女の子が生まれました」
ホッとする安堵感とこれまで、ずいぶん長い道を歩んできた
ご夫婦に感動です。
彼女たちは、富山の勇希ファミリーといいます。
であったのは、10年前。
ウチの長男の大地と同じく全前脳胞症という病気で、まだ、ゆうきくんは生まれる前からのつながりです。
「天使のつばさ」という患者会を立ち上げた当時、彼女たちとは、出産前から電話でのやり取りを繰り返していました。
生む前から、病気の事を知り、余命宣告も幾度となくされていのちでした。
当時やり始めたBBSには、タイムリーに出産経過状況がパパから報告されます。
…今分娩室です
…今、産まれました!
…男の子です!
みんなで、その喜びを分かち合いました。
しかし、当時のことを振り返ると、あまりにも過酷で、なんとしてでも支えたい一心で
お互いの家族と交流が続きました。
毎年、長期の休みが取れれば、富山に行くのは、
ゆうきくんと会うために足を運んでいました。
もう、何度となく行きました。
もちろん病院へ行くので、面会時間は限られています。
ゆうきくんは、心臓も生まれながらの大きな病気を抱えていました。
その姿は、生きるために、色んなところを手術しました。
でも、抱っこもさせてもらたりと短いながら、穏やかな時間を一緒にすごしました。
パパとママの大きな愛に包まれて
その愛情は、病院のスタッフにまで届き、
病院が生活する場所となり、面会や衣服の持込など当時はダメだった規則も
この家族と関わっていくうちに病院のシステムも変えていきました。
ゆうきが頑張るからみんなも頑張る。。。本当に頑張っていました。
ご夫婦もみんなに愛されていました。
そのいのちもやはり、歳月が流れ3歳でお別れになるとは思いもしなかった。
あれだけ、愛情をかけ、みんなに愛されたゆうきくんは、
お空にいってしました。
それから、ご夫婦の本当の葛藤が始まったと思います。
ゆうきがお空にいっても、変わらぬ交流を重ねていました。
旅行に行った際は、お互いに子どもの写真を持ち寄って、キャンプもします。
そして、昨年、おめでた報告から8ヶ月の昨日の5月25日。
無事に産まれました。
10ヶ月入ってすぐの帝王切開でしたが、今どきめずらしい3000越えてのりっぱなベビーちゃん。
母子ともに元気な様子です。
この子は、先に旅立ったおにいちゃんたちに見守られて、
いきる意味を教えてくれるものだと思います。