陽を感じた日々 夏旅2009 vol.2

右を見れば新潟。左は富山湾が広がっている。
背後は、立山連峰。

この土地ならではの空気や水を感じていた。
夕方3時ごろ空は予想通りにすっきり晴れて
もう朝の漆黒の世界はどこにもなかった。

もうすぐ、きっとあの場所に陽が落ちる…
はるかかなたの水平線上に目をやり
この期待感とともに
夕食の準備の食材を買うため湾岸沿いを辿り車を走らせた。

しかも今夜は満点の星空がみえる。
ペルセウス流星群が最大でみえてくれるそうだ。

食材を買い込み、基地に戻る。
ビールを片手に夕食準備をする。
見る見るうちに、空の色が変わってきた。
「海岸にいくよ」家族に声をかけて、
手を止めて夕景を前菜にいただく。

ダイナミックな夕景はスカイパラソルを愉しむ人をエッセンスに演出してくれた。
しばし、無言で空をみる。

その夜、もちろん多くの星達は空から海へと降り注いでいた。
あいにく、期待していた流星群とは、街の外灯と重なり見える方向があわず、断念。
しかし、流れ星を数えながら眠りにつく。

同じ、空の下。普段は日々の時間に追われている。
でも、今、最高の贅沢な時間を過ごせている!
ああ、このまま時間よとまれ。

陽を感じた日々 夏旅2009 vol.1

今年も盆直前にプチギックリ腰をした主人の状況を横目でみながら
行くべきか、行かざるべきかを悩んだ、キャンプ前だった。
朝着替えをして靴下を履こうとしてかがんだ時に、グキリとやったらしい。
本人も自己反省し、責めるわけにもいかないので「ああ、仕方ないね」と、
昨年同様にキャンセルも頭に入れていた。
前日に決断。
「どこで寝ていても一緒。私頑張るわ~!」の一声で、決行になった。
ダンナさんは、それを待っていたのか??

渋滞も覚悟にしながらいざ、富山へ。
今年も、友人のベビーちゃんと対面するためだった。
今回のキャンプ地は富山「朝日ヒスイ海岸」は、ほぼ、新潟と富山の県境に位置する。
富山を横断するように高速を飛ばす。

休憩しながらだが、6時間ほどで到着。
現地は、今にも雨が降りそうなので、慌ててテントの設営をする。
さすがに雨女と男。
突風でテントが吹っ飛びそうだった。

その夜は、シトシトと雨が降り続けた。
海岸線まで、数メートルだったが、見る気にもならなかった。

あさ、どんよりと空けた。雨は、しょぼしょぼ。
携帯のタイマーは、毎日4時半セットは、ここでも変わらない。
海岸にでようと思い、家族を起こさずそっと出た。
波の音はさほど聞こえない。
聞こえるのは、海岸沿いを走る列車の音だけ。

傘を差し、階段を越えて、松林をくぐり抜けると、
そこは、予想もしなかった世界が目前に広がっていた。

地平線が広がっている。
墨絵のの世界だった。
しばらくいると雨もやみ、空も明るくなってきた。
晴れる予感。

この場所、晴れたらどういう世界が広がっているのか楽しみになってきた。
ゴロゴロと小石の続く海岸線は「ヒスイ」が採れるそうだ。
おそらく、朝は日の出が見れると分厚い雲の方向をにらんだ。
明日、ここでまた、撮影しようと胸が高鳴る。

8月のJTB風景画コース

アメリカ イエローストーン国立公園です。
0908イエローストーン

雲の描き方や遠近感を学びます。

まず、空から描きます。
雲の部分はティッシュペーパーでとっています。
こういう場合は、先に水をひいてから色を置き、
その後ティッシュペーパーを使用しながらでないと
雲の白色は抜けません。

イエローストーン003 

中央にあるのは、イエローストーン川が平原を湾曲屈折しながら、
流れています。

最後に、手前の木々を描きます。
緑色プラス赤色を加えて、木々の色の影を描きます。

8月の水彩色えんぴつ教室

デルフィです。
さわやかな青色の可憐な花を描いていきます。
0908デルフィ
鉛筆で下絵を描いていきます。
正面に向いている花をしっかり観ていきます。
奥の重なっているものは、色でさらりと押さえましょう。

今回はバックから彩色しました。デルフィ002

この時点では、仕上げはどうなるか??
って思っています。
それが愉しみです。
繊細な花なので、淡くあっさり仕上げた方が雰囲気がでますね。

8月のJTB風景画コース

軽井沢にあるショー記念礼拝堂です。
0908ショー記念礼拝堂
木立の中にある礼拝堂を描いてみましょう。

まず、下書き。
礼拝堂の位置を描きます。
このとき、まっすぐ基準線と屋根を左右対称になるようにします。
黒鉛筆で描いた方が、ラインが残りその方が描きやすいです。
ショー宣教師のブロンズ像も描いてみました。

次に、彩色。
こういった木立は、パウダー&スプレーの得意分野です。
ショー記念礼拝堂002
また、礼拝堂に当たる陽射しを描きたかったので、
向かって左側壁面を暗くしてみました。
 

最後に描きこみ。
木々の枝や、礼拝堂の壁面などの細部を水彩色鉛筆で描いていきます。

8月の水彩色えんぴつ教室 モチーフ

夏の果物「桃」を描きます。
0908桃 
桃の質感を出すために
パウダー&スプレーを使用しています。
また、桃は、1つを描きますので、
構図の取り方や空間のパウダーの使用方法に
すこし、注意してください。
桃003
はじめは、こんな感じで空間に「桃」が浮かんでいるようです。
イメージは、テーブルの上の桃です。

パウダー使用で桃の質感が得られますか?
やわらかいものですので、取扱注意です。
持って帰っていただくために
できましたら袋をご持参下さい。

空を見上げた日

皆既日食はみなさんは、見えましたか?
昨日は、毎日文化センター教室。
教室に着くなり、日食の話題が飛び交っています。
「小学生のときにみたよねー」
「あら私もよ。なんか嬉しいわね。違う場所に住んでいるけど、世代が同じね」
「下敷きでみたわよね」

そんな会話が続いていました。
そして、運命の(?)11時05分が近づくと、窓辺で観測されていた方が
「きゃあ~見えたわ!見えるからおいで~」と
呼ばれ、みんな、手を止めて見に行きます。
もちろん、私も、手を止めて、
「こっちこっち」と誘われるまま、窓にへばりつきます。
正午近くは、毎日新聞社のビルの頭上になるため、
壁の窓にへばりついてみないと、太陽は確認できません。

雲の隙間からみえた三日月のような太陽は、
なんだか、お徳をいただいたよう。

「次の20年後は、特養でみるかもよ」
「冥途のみやげに…」

なんて、笑いをさそうようなことを言いながらみてはりました。
でも一番よかったのが
「みんなで、一緒にみれてよかったね!」
と言ってくださいました。

こんな、和気あいあいとしてる毎日文化センター教室は、
本当に和やかなメンバーがそろっています。
20090722112451 お、シャッターチャンス^^

サロン・de・okamoto

先日、いげさんが東京から宝塚の実家へ帰られる際に
あいあい教室と翌日我が家にささきさんとお立ち寄り頂きました。
向こうに行かれて、1年。
新たに加わった技法もあります。
その調整をかけたいとのこと。
もちろん、絵画実践道場のような厳しいものではなく、
サロン風に(笑)お絵かきのブラシアップを願われてこられたので、
さあて、何をしようか、こちらもワクワクしながら待機していました。

当日は、水張りパネルの実践からです。
大きな絵になると、水張りしたほうが描きやすい。
お二人とも見ていただきました。
ロールのアルシュは、切りにくいけど、お得です。
好きなサイズにカットできます。
私は、つるっとした表面が好きなので極細目を使用。

庭から、紫陽花と梅の実を持ってきて、それをビールジョッキを
置いたりしながらモチーフを組んでいました。

おしゃべりばかりで、気もそぞろ~
過去の作品や鉛筆デッサンを見せてもらったり、
なかなか本題のモチーフへは到達しません。
もちろん、かなみ攻撃で手もすすみません^^:
IMG_3641  
タイトルをつけるなら『3人作品「60%(仕上がり)」』だね。
なんて言いながら並べています。
だれがどの作品を描いたのか、わかりますか~?
私のは、作品展に並びますよ。

ちなみに紫陽花は、時期も終わりましたが、
まだ、切らず残しています。
淡いブルーから紫。そして、今は黄緑色に変わっているんです。
そのまま残しておくと秋になれば、赤く染まるのです。
とてもカワイイ。。。
花のためには、切ったほうがいいんですよね。
と思いながら、ためらっています。

7月のJTB風景画コース

北海道ジャガイモ畑と花畑を描きます。
0907ジャガイモ畑 
なだらかな丘陵にあるジャガイモの花を描きます。
花は、パウダーとスプレーの効果で白く残っています。
白く残すためには、ロウソクも併用すればいいかと思います。
ジャガイモ畑001
はじめに、空から描きます。
平筆を使い塗ります。
その後、乾かして、木々から手前の花畑を描いていきます。

7月の水彩色えんぴつ教室 モチーフ

夏の爽やかなイメージの花「クルクマ」を描きます。
0907クルクマ

花が、白いのでバックは、爽やかな色を選びました。
色を流しています。
これは、教室にて実演いたします。

ちなみに「クルクマ」は、しょうが科の花で
球根の植物です。
その球根は、「ウコン」になるそうです^^